舘 暲
Co-founder & Chairman
東京大学名誉教授、工学博士。日本バーチャルリアリティ学会初代会長。専門はロボット学とバーチャルリアリティ。1980年、世界で初めてテレイグジスタンスの概念を提唱、以来その実現のための研究を行う。テレイグジスタンスのほかにも、盲導犬ロボット、再帰性投影技術、触原色、裸眼立体VRなどの独創的な研究で世界に知られる。IEEE Virtual Reality Career Award、通商産業大臣賞、文部科学大臣賞をはじめ各賞を受賞。
1968年東京大学工学部計数工学科卒業、1973年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了・工学博士。マサチューセッツ工科大学(MIT)客員科学者、東京大学先端科学技術研究センター教授、工学部計数工学科教授、大学院情報理工学系研究科教授などを経て、2009年、東京大学名誉教授。その後、慶應義塾大学教授・国際バーチャルリアリティ研究センター長などを務め、2015年からは、VRとテレイグジスタンスの研究を東京大学高齢社会総合研究機構舘研究室 にて推進している。
計測自動制御学会第46期会長、NHK人間講座講師なども務める。また,1991年には、人工現実感とテレイグジスタンスに関する国際会議(ICAT)を、また、1993年には、国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)を創始した。『バーチャルリアリティ入門』『ロボット入門 つくる哲学・つかう知恵』『バーチャルリアリティ学』『Telexistence』など、著書多数。