【共同リリース】Telexistenceとオカムラが資本業務提携

遠隔操作ロボットによる陳列関連業務に最適化された什器・備品の共同研究・開発

2021年6月15日

Telexistence株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:富岡 仁、以下TX)と株式会社オカムラ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:中村 雅行、以下オカムラ)は、半自律型遠隔操作ロボットによる量販店の陳列関連業務に最適化された什器・備品の共同研究・開発を目的とし、資本業務提携契約を締結しました。

少子高齢化、オーバーストア、ECの普及、DXへの取り組みなど、社会環境や市場の変化に伴い、小売業の競争環境が激しさを増しています。小売店では、人手不足や店舗スタッフの高齢化・多様化に対応しつつ、運営の効率を上げ、接客をより重視した、効率的かつ魅力的な店舗が求められています。

TXは、小売店に不可欠な店舗スタッフが、店舗に常駐することなく労働参加が可能なプラットフォームである「Augmented Workforce Platform」(以下AWP)の開発と実装を推進しています。AWPを利用することで、店舗スタッフは店舗内に設置された遠隔操作ロボットをインターネット経由で操作することができ、在宅で商品陳列などの作業に従事することができます。TXは、AWPの拡大により、小売店従業員がより安全に、より便利に労働市場に参加できるプラットフォームの構築を目標としています。

オカムラは、小売業を取り巻く環境の変化をいち早く捉え、店舗の設計から、陳列什器の製造、施工、メンテナンスまで、店づくりをトータルにサポートします。冷凍冷蔵ショーケース、各種陳列什器、バックヤード機器、物流システム機器など、幅広い製品を開発・製造し、店舗設計のノウハウと組み合わせることで、小売業の効率的かつ魅力的な店づくりを推進しています。

店舗運営が抱える問題の解決に取り組む両社が、異なる知見と技術を掛け合わせ連携することで、より包括的で迅速にイノベーションを創出することが可能になると考え、この度の資本業務提携に至りました。

TXとオカムラは、量販店向け遠隔操作ロボットに最適化された店舗用什器・備品の研究・開発から小売店への導入までを協力して行います。同時に、遠隔操作ロボットの導入により変化する、スペースの使い方や、人の流れを考慮した、人とロボットの協働に最適な店舗設計手法の確立を目指します。

商品陳列業務を遠隔操作ロボットと人工知能技術により自動化することで、店舗スタッフの単純作業の大幅な削減と、業務における体力的な負担の軽減により、接客や人材育成など人にしかできない業務の時間を創出し、店舗の競争力強化と店舗スタッフの働きやすさの両立をサポートします。

■各社の役割
Telexistence株式会社
小売店、特にスーパーマーケットにおいて人とロボットが協働する店づくりや什器・空間設計を行う上で必要となる遠隔操作ロボットに関わる知見を提供することで、遠隔操作ロボット向けの店舗設計の最適化を図ります。また、本件研究開発により設計された什器や備品の分析や設計に関する提言を行います。

株式会社オカムラ
人とロボットが協働できる理想的な店づくりを目指します。陳列やストックのための什器に、ロボットの動きに最適な機能や形状を持たせ、作業効率の向上を図ります。また、人とロボットが動きやすい店内レイアウト、人とロボットの作業比率の変化に最適化された空間の使い方など、ロボットと店舗スタッフが協働することを考慮した店舗設計を研究・開発します。


株式会社オカムラの概要
株式会社オカムラは、オフィス、教育・医療・研究・商業施設、物流センターなど、さまざまなシーンにおいて、質の高い製品とサービスを提供しています。あらゆる分野の知識・技術を生かした「総合力」を強みとし、快適な空間創造を目指します。「豊かな発想と確かな品質で、人が集う環境づくりを通して、社会に貢献する。」をオカムラのミッションとし、企業価値のさらなる向上に努めております。

所在地:神奈川県横浜市西区北幸1丁目4番1号 天理ビル19階
代表者:代表取締役 中村 雅行
設 立:1945年10月
ウェブサイト:http://www.okamura.co.jp/